男女別の定年年齢

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性別によって異なる定年年齢を定めていた時代があったなんて、本当にびっくりする。
どうしてそれでいいと思えたんだろう。
その当時は、きっとそれでいいと思えるだけの背景があったのだろうな。

昭和44年の事件、昭和47年の判決では、女性30歳、男性55歳の定年制について、「著しく不利益に差別するもので、公序良俗に反し無効といわなければならない。」という判決だった。
https://www.zenkiren.com/Portals/0/html/jinji/hannrei/shoshi/00217.html

昭和54年の事件、昭和56年の判決(原審は昭和48年?)では、男性60歳、女性55歳の定年は、「性別のみによる不合理な差別を定めたものとして民法九〇条の規定により無効である。」と判断された。
https://www.courts.go.jp/app/hanrei_jp/detail2?id=56345

今の価値観で言えば、どちらも無効に決まっていると思う。
裁判で無効と判断されるより前に、さすがにこの定年制を定める会社はもうないのではないかな。
でも、今の時代の労働環境も、もっと後の世代が知ったら、きっと私のように本当にびっくりするんだろうな。
私たちが作れるもののうちで最もマシなものを後の世代に手渡したい。